成人した子供たちを持つ先輩ママやパパに話を聞くと、「マトモな大人」に育てることがいかに大変かを思い知らされます。
子育てには正解はない上に、親にとっては一生をかけた大仕事。
専門家によれば、子供たちを大事に思うからこそ、自分のやり方に疑問をもったり、子育てで後悔することは親として自然なことだそう。
良い親でいよう、きちんと子供を育てよう、と思えば思うほど、失敗したことや間違いを後悔するし、あれやこれやと心配になってしまうそうです。
でも、できれば10年後、20年後子育てで失敗したな、なんて思いたくないですよね。
なので、この記事では、先輩パパ・ママが子育てで後悔していること7個を紹介します。先輩たちに学んで子育てで後悔しないようにしたいですね。
子育ての後悔1. 子供ともっと時間を過ごせばよかった
これは、意外と専業主婦のママでも、ワーキングママと同じように後悔するものだそう。
毎日忙しく過ごしていると、ついつい家事や仕事を優先して、子供と過ごす時間を疎かにしがち。
でも、後になって振り返ると、子供が小さかった貴重な時間をもっと一緒に遊んだり、本を読んだり、散歩に行ったりすることに使えばよかった、と思うようです。
今子育て中の身だと、ついつい「今忙しいからあとでね」なんて言ってしまいますが、意識してもっと時間を割くようにしたいところです。
子育ての後悔2. 子供たちに厳しくしすぎた・怒りすぎた
子供って脳が未熟なので、大人からすると「どうしてそんなことをするの!?」というようなことをしますよね。
そういう行動を見ていると、きちんとしつけないと!!と思って厳しく叱ってしまいます。
子供たちがきちんとした大人に育つようにという思いから、なのですが、怒りすぎはあとで後悔するだけでなく、子供たちの脳に実際にダメージを与えてしまうらしい。
怒りっぽい親に育てられた子供は非行に走る率が高くなったり、後々うつ病を発するリスクも高くなってしまうという研究もあります。
子供の脳はまだ発達段階で未熟なので、大人のように論理的にしてはいけないことが分からないこともある、ということを理解して、怒る回数や怒り方を考え直したいところです。
子育ての後悔3. 一貫性がなかった
これもかなり多くの先輩方が後悔することのようです。自分のその日の気分によって、昨日は良かったことが今日はダメになったりとか。
それでは子供たちも何が正しいのか、どこまでが許されるのかが分からず混乱してしまいますよね。
おもちゃやゲーム、お菓子、勉強、寝る時間・・・たまには「特別な日」があってもいいとは思いますが、できる限り一貫性を持たせた方が、子供たちも迷わず、反抗したりすることが少なくなるようです。
確かに・・・私自身もかなり思い当たる節があるので、いろんな場面での「許容範囲」をきちんと事前に決めて、一貫性を持たせるようにしたいです。
子育ての後悔4. 写真をあまり撮らなかった
最近はスマホが普及しているので、この後悔はあまりないかもしれません。
先輩パパ・ママ世代が子育てをしている時はまだスマホもなく、写真を撮るならカメラ(デジカメでも)を出してきて取らなければいけなかったというのもあるかも。
とはいえ、私も2人目の方が圧倒的に赤ちゃんの時の動画が少ない気も。
子供たちが大きくなってから、「もっと撮っておけばよかった」と後悔するのは嫌ですよね。
今はスマホで手軽に毎日写真が撮れるので、こうした後悔は少なくなるかもしれません。
でも、スマホの機種を変えるたびにデータがなくなってしまったら悲しいので、きちんとバックアップをとったり写真集やアルバムを作っておかなきゃですね。
子育ての後悔5. 子育ての後悔大学進学に必要な資金を充分蓄えてなかった
子供が小さい頃は大学進学なんてずっと先の話なので、なかなか現実味を持って考えられません。
でも、その時は必ずくるし、本人達が大学に行きたいといっているのに、お金がなくて大学に通わせられない、なんてかわいそうですよね。
子供が小さなうちから長期的な計画を立てて、学資保険などに入って無理なく大学進学をサポートできるようにしておきたいところです。
子育ての後悔6. もっと本を読んであげればよかった
なんとなく、子供には本好きになって欲しいなと考えている方は多いかもしれません。
本の読み聞かせは子供とのスキンシップにも良いし、読み聞かせによって語彙力がアップしたりと、読み聞かせ自体に大きなメリットがあります。
でも、小さな頃から読み聞かせをすることで、子供達は本を読むことが習慣になり、自然と本好きな子供に育ちます。
2010年のネバダ大学の研究では、家庭にたくさん本があるほど、子供達が高等教育を受ける割合は上がる(=教育を受ける年数が増える)ことが分かっています。
本をたくさん読むと頭が良くなるらしいので、子供が小さなうちからたくさん読み聞かせをしてあげたいですね。
子育ての後悔7. 子供を他の子供と比べたり、自分の子育てを他人と比べたこと
他人との比較は不幸になるだけ・・・頭で分かっていても、ついやってしまいませんか?
なんであの子はできるのに、うちの子は・・・って自然と思ってしまうことってあります。
子供だけに限らず、他のママたちと自分を比べてしまったり。
私は、息子がとても手がかかる子で、目を話すとどこかに行ってしまうので、お散歩などで大きな道を通る時などはリュックに紐がついているものを使っていました。
同じ年の女の子がママと手をつないで歩いているのを見て、
「あの子はお母さんとちゃんと手をつないで歩けるのに、なんでうちの子は??」と思ったり。
子供達を連れて楽しそうに談笑しているママ達をみて、他のママ達はとても余裕があって楽しそうなのに、なんで自分は・・・、自分と比べて落ち込んだりしていました。
他人との比較は子供の教育上良くないだけじゃなく、親である私達のメンタルにも良くないらしいです。
フェイスブックやインスタグラムなどを閲覧メインで使っている時間が長いと鬱病になりやすかったりすることが研究でも分かっています。
子供は一人ひとり違うし、大人もみんな違うので、比較対象は過去の子供、過去の自分だけでいいんですよね。なるべく比較をしない、頭の中で比較してしまったら、自分は自分でいい、子供はその子のままで価値があるってことを思い出すようにしなければ・・・と思います。