話せる英語と受験英語ーどっちも伸ばす方法【子供の英語教育】

受験英語と英会話どっちも伸ばすには KIDS ENGLISH
受験英語と英会話の両立

子供を英会話教室に通わせているけど、話すための英語も受験勉強の英語もどっちもできるようにするにはどうしたらいい?

こういった質問に答えます。

この記事で分かること

  • 子供の話す力と受験英語は同時に伸ばすことができる。
  • なぜ英語の点数はいいのに話せないのか?
  • 英会話と受験英語の両立にはいつ何をすべきか。

私は受験英語メインで英語を勉強して、TOEICも955点を取り、今では英語を話せるようになりました。英語圏の現地の企業で100パーセント英語環境、つまり日本語を全く使わずに仕事もしていました。今はバイリンガルの子供2人を育てています。

そんな私が、受験英語と話せる英語を両方を身につける方法を解説したいと思います。

英会話力と受験英語は両立できるという事実

よく、日本人が英語が話せないのは学校の英語教育が間違っているから、とか、受験英語と英会話は全く別物と聞きます。
確かに学校の英語の勉強や受験英語だけでは、話せるようにはなかなかなりません。

でも、だからと言って学校の英語教育や受験英語に意味がないというわけではないんです。

実際に私は英語圏(オーストラリアとイギリス)に住んで10年以上経ちますが、現地の企業で働けるだけの英語力を身につけている日本人で、日本生まれの日本育ちの人たちを見てみると、きちんと学校での英語や受験英語を勉強してきた人ばかりです。

帰国子女や英語圏で生まれ育った人、インターに通っていた人など子供の頃から英語の環境で多くの英語に触れてきた人は、文法を意識しなくても「自然な言い回し」が身についていますが、一般的に主に日本語の環境で育つ場合、学校で教えられる英語、受験勉強用の英語もきちんと勉強することでホンモノの英語力=使える英語が身につきます。

特に日本で育ちながら、英語が話せるようになるには総合的な英語力を身につける必要がある、ということです。

なぜ英語の点数はいいのに、話せないのか?

中学や高校で英語の成績は良かったのに話せない、という人も数多くいます。それはなぜかと言うと、単に「アウトプットが足りないから」です。それまで積み重ねた勉強が無駄なわけではなくて、それを上手く使う方法を学んでないだけなんですね。

反対に「間違いを恐れずとにかく話せ」という言葉を鵜呑みにして、文法を勉強せずに来た人は、海外に長年住んでいても、「なんとなく」英語で会話することはできますが、相手の話の意味をきちんと理解できなかったり、意図しない内容を伝えてしまうことも多々あり、「英語圏で現地企業で働く」というレベルにまでは達しません。

なので、特にそれなりに大きくなってからきちんとした英会話力を身につけるには、文法の勉強は必須です。
受験英語だけでは話せるようにはなりませんが、英語で「きちんと」会話するためには受験英語は基礎になります。

英会話と受験英語の両立には、何をしたらいい?

とはいえ、私達が日本語の文法を考えないでも話せるように、英語圏で育った人たちはもちろん英語を話す時に文法なんてあまり考えていません。
それでも、英語のテストをすれば自然と正しい答えを選べるんですよね。
それはやはり、小さい頃からたくさんの英語に触れているからです。多くのインプットがあればあるほど、そしてそれがまだ発達段階の子供であれば、自然と脳が自然な言い回しや文法を理解していくんですね。

なので、ホンモノの英語力を身につけるには英語圏で育つ子供たちのようにはいかなくても、幼児期にとにかく多くの英語に触れることが大事です。多くの英語に触れることで自然な言い回しが身について、文法を考えなくてもなんとなく分かる!というところに持っていけるからです。

幼児英語や早期教育に不安があるママはこちらの記事も。

小学生や中学生から英語学習を始める場合も、まずは多くの英語に触れることをおすすめします。できたらシャドーイングを取り入れるのもいいと思います。もし英会話が上達していれば、特に受験対策はいらないと思います。

高校生から本格的に英語を勉強する場合は特にきちんと文法も勉強しましょう。
反対にそれまで多くの英語に触れていて、なんとなく、感覚で分かっている子供でも文法を勉強することで、なるほど!!!と思えます。それほど英会話が得意ではない場合も、文法は基本です。

例えば、
I am going to the park. (公園に行くところです。)
I am going home.(家に帰るところです。)

という文章があります。おそらく多くの英語に触れている子供は自然と言い分けられると思います。でも、あまり多くの英語に触れていない子供はgoing to home. のようにhome の前にto をつけてしまったりします。どちらの場合も、park は名詞だから、「~へ」というtoが必要になり、home や there は副詞(動詞を修飾する)だから「家に、家で」「そこへ、そこで」という「に」や「で」がすでに含まれているので、toや at は不要、ということが分かれば、受験でも間違えることもなくなり、英会話でも正しく話すことができるようになります。

まとめ:英会話も受験英語もどちらも英語力。総合的な英語力をバランスよく身につけよう

学校英語はできるけど話せない、あるいは、話せるけど勉強になるとイマイチ、、、という場合は、バランスよく英語力が身についていない証拠。話せない場合は圧倒的にアウトプットが足りず、会話ができるのに成績がイマイチ、、、という場合はインプットが足りていないのです。本当に使える英語力を身につけるのであれば、どちらも重要。

どちらかができない、というのは圧倒的に英語に触れる時間が足りていないなのです。総合的な英語力を身につけられるように、インプット・アウトプットのバランスにも気を配りながら英語学習をとにかく続けていくこと、が大事だと思います。

 

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